2026年3月 Google コアアップデートについて

2026年3月 Google コアアップデートについてクエリカテゴリ別変動傾向:2025年12月のアップデートと近い傾向Adultカテゴリの変動の大きさはスパムの影響もあり大きく変動したサイト例や傾向1. コアアップデート後にアップデートと異なる特徴的な動きコアアップデート後にランキングが調整されるような動きサイト内でのクエリ種類によって動きが異なる例2. ブログサービス・FAQ・SNSなど個人関連のサイトが活性化。個人体験が重視されている傾向。ブログサービス:多くのブログサービスでコアアップデート以降に上昇SNS:YouTube・Instagram・TikTokなどを中心に上昇。XはややダウントレンドFAQサイト:大手FAQサイトを中心に上昇傾向YMYL領域でも具体的な体験談などの情報として検索結果に表示される3. AI生成コンテンツは変化なしAIプラットフォーム配下の検索動向大量生成AIコンテンツ群の検索動向4. 辞書など固定的なコンテンツについては動きは少なめWikipediaや中規模辞書サイトは小幅に上昇傾向YMYL領域では変化が小さく一般クエリ領域で上昇傾向5. AI Overviewの変化:表出総数の変化はなし。hostの内訳に大手ECが増加。表出総数の変化はなし内訳となっているhostでは大手ECサイトが大きく上昇2026年3月Googleコアアップデートまとめこの分析について
2026年3月 Google コアアップデートについて
Google は、2026年3月27日、コアアップデートのリリースを発表しました。ロールアウトは4月8日まで続き、その間、検索結果にはさまざまなクエリで変動が見られました。このレポートは、このコアアップデートについて、日本における日本語の検索結果に、どのようなジャンルで、どのような動きが見られたのかをまとめたものです。
定期的にリリースされるコアアップデートに関して、インターネット上では数多くの情報が出回っていますが、誤解を生むような表現が多く、参考にはならないものが多くあります。誤った情報が過度に拡散されることを防ぐために、JADE では、コアアップデートで何が起こっているかについて、弊社の見解を発表することにしています。この分析は、あくまで JADE が入手した情報に基づくものであり、Google 公式のものではありませんが、少しでも読者の参考になれば嬉しく思います。
クエリカテゴリ別変動傾向:2025年12月のアップデートと近い傾向
特に大きく動いたカテゴリ(3月25日と4月15日比較)は以下の通りとなり、変動の大きい上位カテゴリは前回(2025年12月)と近い顔ぶれとなった。
YMYL にダイレクトに該当するカテゴリの変動状況も前回と近い形となっておりHealthの変動がもっとも大きい。
- Adult
- Weather
- Manga and Anime
- Consumer Electronics
- Health


1. コアアップデート後にアップデートと異なる特徴的な動き
複数の特徴的な動きが確認できた。
コアアップデート後にランキングが調整されるような動き
コアアップデートの時に上昇したがその後下落する、コアアップデートのタイミングでは動かなかったがその後上下するような動きが散見された。
サイト単位に共通する点は確認できなかったが、観測範囲ではHealthカテゴリ内でそうした動きが多く確認できた。

サイト内でのクエリ種類によって動きが異なる例
コアアップデート以降にサイト内でもクエリの種類ごとにランキングの変化が目立つものも確認できる。
コアアップデート以降にクエリ群ベースで何らかの評価軸を調整している可能性がある。
例1)総合トラブル解消サイト:コンピュータ関連クエリで下降、生活関連クエリで上昇
トータルの動きはさほど大きな動きとはなっていない。

クエリの内訳を見ると「Computers Electronics and Technology(コンピュータ関連クエリ)」は下降トレンドにあり、「Lifestyle(生活全般関連クエリ)」は上昇トレンドにある。

例2)家電サイト:コンピュータ関連クエリで下降、家電関連クエリで上昇
トータルの動きで見ると大きな変化がない。

ただしクエリ種類別に見ると「Computers Electronics and Technology(コンピュータ関連クエリ)」は下降トレンドにあり、「Consumer Electronics(家電関連クエリ)」は上昇トレンドにあり相反する動きを見せている。

2. ブログサービス・FAQ・SNSなど個人関連のサイトが活性化。個人体験が重視されている傾向。
個人の情報発信を起点にするサービスではコアアップデート以降に変化が確認できた。
ブログサービス:多くのブログサービスでコアアップデート以降に上昇
ブログサービスにおいてコアアップデート後に上昇の傾向が確認できる。
下記は各ブログサービスの全体動向となりコアアップデート後に一律に上昇していることが確認できる。

上位3ホストを除外したものとなる。こちらもコアアップデート後に上昇の傾向が確認できる。

SNS:YouTube・Instagram・TikTokなどを中心に上昇。Xはややダウントレンド
SNSにおいても複数のプラットフォームで上昇トレンドが確認できる。
もっとも大きい群ではYouTube・Instagramが上昇。

上位グループを除外するとTikTok、Facebook、Lemon8などが上昇していることも確認できる。

FAQサイト:大手FAQサイトを中心に上昇傾向
大手FAQサイトがコアアップデート期間内に大きく上昇している。アップデート後に下降傾向にあるものの、元の水準よりは上昇している。

VisibilityScoreのTOP以外の群ではいくつかのサイトが微上昇傾向にある。それ以外あまり目立った動きは確認できない。

YMYL領域でも具体的な体験談などの情報として検索結果に表示される
YMYLに関わるようなクエリにおいても1ページ目に上昇していることが確認できる。体験談のひとつとして重視されている可能性がある。
特に「病気名×症状」「抜け毛×状態」「薬品×性別」など特定のブログサービスやFAQサイトなどが複数出現が確認できた。
3. AI生成コンテンツは変化なし
一方でAIで生成されているコンテンツにおいて観測範囲では明確に上昇・下落しているものは確認できなかった。
AIプラットフォーム配下の検索動向
XやchatGPTなどの配下コンテンツの動向となる。大きな動きはない。

大量生成AIコンテンツ群の検索動向
アップデートのタイミングで下落が確認できそうな大量生成AIコンテンツを持っているサイトについても動きは確認できなかった。上昇も下落もしていないサイトが多い。

一方でこれらのコンテンツにおいてはガイドライン違反(大量生成されたコンテンツの不正使用)ということもあり、コアアップデート以外のタイミングで手動ペナルティ(と想定される動き)を受けているようなものも多い。

当時削除されたタイミング(1月中旬)のもの。
簡易的にsite:で調査しても表示されなくなるため手動ペナルティを受けている可能性が考えられる。

4. 辞書など固定的なコンテンツについては動きは少なめ
前回のコアアップデートにおいては辞書形のサイトに大きな下降トレンドが確認できたが、今回は緩やかな上昇傾向にあるものが確認できる。
Wikipediaや中規模辞書サイトは小幅に上昇傾向
辞書系サイト最大手のWikipediaはやや上昇傾向。

Wikipedia以外の群。
12月のコアアップデートでは大きなダウントレンドが確認できるが今回のアップデートでは緩やかに上昇しているものが確認できる。
一方で復旧できていないサイトもあり、前回ほど共通した動きではない。

YMYL領域では変化が小さく一般クエリ領域で上昇傾向
クエリのグループ別に見ると上昇しているサイトはYMYL以外の領域でより大きく上昇傾向が確認できる。

Wikipedia以外のサイトでも近い傾向となった。

5. AI Overviewの変化:表出総数の変化はなし。hostの内訳に大手ECが増加。
AI Overviewと強調スニペットの動向となる。
表出総数の変化はなし
長期で見るとAI Overviewが増加しており、強調スニペットは減少傾向にあるが今回のタイミングでは表出総数の変化は確認できなかった。

内訳となっているhostでは大手ECサイトが大きく上昇
表出しているhostを確認すると大手ECサイトの増加傾向が確認できた。
ただしこの動きはECサイト全体が表出増加させているわけではなく、特定サイトに限定されたものとなっている。

具体的なクエリ例は商品カテゴリ単体クエリなどがある。大手ECサイトをAI Overviewの枠に増やすことで枠内のユーザー体験を向上させようとしている可能性も考えられる。
2026年3月Googleコアアップデートまとめ
- 2026年3月27日から4月8日にかけて実施されたコアアップデートは、アップデート期間中よりも完了後に大きな変動が観測された。前回(2025年12月)と同様にAdult、Weather、Health、Consumer Electronicsなどのカテゴリで変動が目立った。
- 個人発信コンテンツの評価向上で、ブログサービス、SNS(YouTube、Instagram、TikTok)、FAQサイトが上昇傾向
- YMYLクエリでも体験談として1ページ目に表示される事例が増加した。一方でAI生成コンテンツには明確な変動なし。
- 主にHealth分野でアップデート中に上昇後、その後下落する調整的な動きや、同一サイト内でもクエリ種類によって評価が分かれる現象が確認された。
- 辞書系サイトは前回の下落から緩やかに回復傾向にあるが、YMYL領域では変化が小さい。
- AI Overviewの表出総数に変化はないものの、内訳では特定の大手ECサイトが大きく増加した。
この分析について
データについて
- 各カテゴリでクエリセットを生成し、定常的に一定数のクエリ(十数万種)をモニタリングしています。
- 順位については日々細やかな変動があります。Google 全体の動きを把握しているわけではなく、正確性を保証するものではありません。単に一部分のクエリをベースにしたトレンドの観測として捉えてください。
表示回数スコアについて
- クエリにおける順位をベースに、重み付けした数値を合計することで、計測クエリセットにおけるホストの見つけられやすさをスコア化しています。

