2025年12月 Google コアアップデートについて

2025年12月 Google コアアップデートについてコアアップデートの動向まとめ全体動向検索クエリ全体の変動率:コアアップデートとしては過去 1年で最大の変動を記録カテゴリ別の変動状況:TOP 5 の顔ぶれは前回 6月コアアップデートと変わらずランキング帯別の平均 DR - 12月コアアップデート直後はランキング上位の平均DR低下したがその後は上昇傾向となっている検索結果に表出したホスト数 - 6月コアアップデートでは増加となっていたが、12月コアアップデートでは減少したAI Overviews の表示動向 - 増加傾向が続いており12月コアアップデートの期間において特異な変化は確認できない12月コアアップデートで変動したサイトの傾向スコア上位の2件を除いたサイト形態の動向1. ブログサービスは12月コアアップデート期間に下落したがその後に元の水準に戻す動きスコア上位の3サイトを除いたブログサービスの動向2. Wiki・辞書サイトは12月コアアップデートで下落傾向のサイトが散見されるスコア上位の2サイトを除いたWiki・辞書サイトの動向3. QAサービスは12月コアアップデートで下落傾向のサイトが散見されるが Reddit は上昇傾向のままスコア上位の2サイトを除いたQAサービスの動向4. 公共機関サイトは大学サイト(ac.jp)が横ばいで推移する一方、政府系ドメイン(go.jp)、県庁(www.pref)・市役所(www.city)は明確に下落となっているYMYL とその他のカテゴリ分類の動向6. 生成AIを利用した記事コンテンツを大量に保有するサイトは過去の3月, 6月コアアップデートでは影響がなかったが12月コアアップデートでは減少傾向のサイトが散見された代表的な AIエージェントのドメイン配下の動向生成AI主体的に利用していると思われる記事コンテンツを大量に保有しているサイトの動向コアアップデートの動向まとめ(再掲)この分析について
2025年12月 Google コアアップデートについて
Google は、2025年12月12日、コアアップデートのリリースを発表しました。ロールアウトは12月30日まで続き、その間、検索結果にはさまざまなクエリで変動が見られました。このレポートは、このコアアップデートについて、日本における日本語の検索結果に、どのようなジャンルで、どのような動きが見られたのかをまとめたものです。
定期的にリリースされるコアアップデートに関して、インターネット上では数多くの情報が出回っていますが、誤解を生むような表現が多く、参考にはならないものが多くあります。誤った情報が過度に拡散されることを防ぐために、JADE では、コアアップデートで何が起こっているかについて、弊社の見解を発表することにしています。この分析は、あくまで JADE が入手した情報に基づくものであり、Google 公式のものではありませんが、少しでも読者の参考になれば嬉しく思います。
前回のコアアップデートは、2025年6月のものでした。それに関する情報は下記のドキュメントをご参照ください。
コアアップデートの動向まとめ
- 2025年にローンチされたコアアップデートとしては最大の変動値となった。
- 検索クエリのカテゴリごとの変動としては前回 6月コアアップデートと大きな変化はなかった。
- コアアップデート展開中において、ランキング上位の順位帯では平均 Domain Rating(※以下DR、説明は後述) が低下し、中小規模サイトの上昇が確認できたがその後は平均DRが上昇傾向となりコアアップデート前より平均DRが高い状態、有名サイト、大規模サイトがより上昇している。
※DR:Domain Ratingの略。サードパーティーツール Ahrefsのデータであり、Googleの評価とは一致しないが、参考指標として使用させていただいています。
- 特徴的な変動動向としては以下のようなものが確認できた。
- ブログサービスは12月コアアップデート期間に下落したがその後に元の水準に戻す動き
- Wiki・辞書サイトは12月コアアップデートで下落傾向のサイトが散見される
- QAサービスは12月コアアップデートで下落傾向のサイトが散見されるが Reddit は上昇傾向のまま
- 公共機関サイトは大学サイト(ac.jp)が横ばいで推移する一方、政府系ドメイン(go.jp)、県庁(www.pref)・市役所(www.city)は明確に下落となっている
- 生成AIを利用した記事コンテンツを大量に保有するサイトは過去の3月, 6月コアアップデートでは影響がなかったが12月コアアップデートでは減少傾向のサイトが散見された
2025年最大級の変動となった本アップデートですが、これまでのコアアップデート同様に個人の体験や独自の専門性をより重視する傾向が伺える、AIを多用したサイトでその傾向が顕著となっている。前回6月コアアップデートとの違いはロールアウト完了後の動向で有名サイトや大規模サイトの再上昇が確認できる点となっている。
全体動向
JADE にて観測している数十万件の検索クエリの Google 検索結果の変動推移を集計した。
ランキング帯別の平均 DR - 12月コアアップデート直後はランキング上位の平均DR低下したがその後は上昇傾向となっている
12月コアアップデートの期間において、ランキングの上位(1-6位、6-10位)にて平均DRが明確に低下、その他のランキング帯は大きな変化が確認できなかったがロールアウト完了後に全てのランキング帯において平均DRが上昇傾向となっている。
平均DRの高いサイトは大規模サイトであったり有名企業やサービスのサイトがほとんどとなっており、ロールアウト完了後の 1月中旬以降の変動は個人サイトや小規模サイトのランキングが低下していることが伺える。とくに 6位以降の順位帯においてその傾向が強くなっている。

AI Overviews の表示動向 - 増加傾向が続いており12月コアアップデートの期間において特異な変化は確認できない
計測開始から暫くの期間はデスクトップの表示数が多かったが10月頃には同水準となった、その後の増加傾向はデバイス間で大きな差はなくコアアップデート期間で明確な増減の動きは確認できない。

AI Overviews に表示されたホストの動向、YouTube と Wikipedia の TOP2 に変化はないが両ホストの差は縮まっている。

12月コアアップデートで変動したサイトの傾向
一部のホストをサイト形態で分類(1ホストに複数タグの設定あり)、それぞれのスコア(VisibilityScore)の動向を集計し12月コアアップデート後の動向を確認した。
スコアの上位となっている、DB(データベースを主体とした動的サイト)とECサイト、どちらにも分類されているサイトが存在する。そのため相似する動向となっているが12月コアアップデートの動向としてはコアアップデート期間で下落しその後に上昇に転じコアアップデート前の水準に戻すような動きとなっている。

スコア上位の2件を除いたサイト形態の動向
スコア上位の2件(DB, ECサイト)を除外したそれ以外のサイト形態にて12月コアアップデート期間に変動の確認できたサイト形態をピックアップした。
Social や ブログのように復調傾向が確認できるものもあるが、その他は下落のまま横ばいとなっている。

4. 公共機関サイトは大学サイト(ac.jp)が横ばいで推移する一方、政府系ドメイン(go.jp)、県庁(www.pref)・市役所(www.city)は明確に下落となっている
大学サイト(ac.jp)のみ 12月コアアップデートで大きな変動なく横ばいのような動きとなっているが、政府系ドメイン(go.jp)、県庁(www.pref)・市役所(www.city)はコアアップデート期間で下落し直近も元の水準に戻すまでの動きは確認できない。

YMYL とその他のカテゴリ分類の動向
Health カテゴリでは大学サイト(ac.jp)もコアアップデート期間に下落となっている。
Finance, Law and Government のカテゴリはいずれのサイト群も横ばいでコアアップデート期間に特異な変化は確認できない。

6. 生成AIを利用した記事コンテンツを大量に保有するサイトは過去の3月, 6月コアアップデートでは影響がなかったが12月コアアップデートでは減少傾向のサイトが散見された
12月コアアップデートの期間において、AIで生成されたコンテンツないしAI生成と思われるコンテンツにおいて明確に減少の動きとなったサイトが散見された。
減少の動きは確認できたがAI生成したことが要因ではなく、ユーザーに魅力的なコンテンツと評価されなかったことコンテンツの品質が低調であったことが要因と思われる。
代表的な AIエージェントのドメイン配下の動向
Genspark が12月コアアップデート前に消えているがこれは公開されていたユーザー生成コンテンツが非公開となった影響と思われる。
コアアップデート期間では ChatGPT と Grok で上昇の動きが確認できるが、スコアのボリュームはごく小規模な状況。

Grok の動向として /i/ サブディレクトリの存在するURLグループがコアアップデート開始前に下落(googlebot の UAでは 403)したが、コアアップデート期間中に /i/ サブディレクトリの存在しない x.com/grok/ のURLグループが上昇傾向となっているが以前ほどのボリュームには至っていない。

生成AI主体的に利用していると思われる記事コンテンツを大量に保有しているサイトの動向
2025年は 3回のコアアップデートがリリースされたが、これらのサイト群に明確な下落傾向が確認できたのは12月コアアップデートが初めてと伺える。
3月コアアップデート、6月コアアップデートでは上昇ないし横ばいでの推移が散見されており、こういった生成AIを利用するなどで品質が高くないが本数は大量に保有しているサイトにコアアップデートの影響が確認できなかったが12月コアアップデートでは減少の動きとなるサイトが複数確認できた。
また12月コアアップデートのロールアウト完了後の動向においてより大きな減少ないしインデックスの削除など手動対策と思われるような動きが確認できるサイトも散見された。

コアアップデートの動向まとめ(再掲)
- 2025年にローンチされたコアアップデートとしては最大の変動値となった。
- 検索クエリのカテゴリごとの変動としては前回 6月コアアップデートと大きな変化はなかった。
- コアアップデート展開中において、ランキング上位の順位帯では平均 Domain Rating が低下し、中小規模サイトの上昇が確認できたがその後は平均DRが上昇傾向となりコアアップデート前より平均DRが高い状態、有名サイト、大規模サイトがより上昇している。
- 特徴的な変動動向としては以下のようなものが確認できた。
- ブログサービスは12月コアアップデート期間に下落したがその後に元の水準に戻す動き
- Wiki・辞書サイトは12月コアアップデートで下落傾向のサイトが散見される
- QAサービスは12月コアアップデートで下落傾向のサイトが散見されるが Reddit は上昇傾向のまま
- 公共機関サイトは大学サイト(ac.jp)が横ばいで推移する一方、政府系ドメイン(go.jp)、県庁(www.pref)・市役所(www.city)は明確に下落となっている
- 生成AIを利用した記事コンテンツを大量に保有するサイトは過去の3月, 6月コアアップデートでは影響がなかったが12月コアアップデートでは減少傾向のサイトが散見された
2025年最大級の変動となった本アップデートですが、これまでのコアアップデート同様に個人の体験や独自の専門性をより重視する傾向が伺える、AIを多用したサイトでその傾向が顕著となっている。前回6月コアアップデートとの違いはロールアウト完了後の動向で有名サイトや大規模サイトの再上昇が確認できる点となっている。
この分析について
データについて
- 各カテゴリでクエリセットを生成し、定常的に一定数のクエリ(十数万種)をモニタリングしています。
- 順位については日々細やかな変動があります。Google 全体の動きを把握しているわけではなく、正確性を保証するものではありません。単に一部分のクエリをベースにしたトレンドの観測として捉えてください。
表示回数スコアについて
- クエリにおける順位をベースに、重み付けした数値を合計することで、計測クエリセットにおけるホストの見つけられやすさをスコア化しています。
JADE K.K.









