GTM (Google Tag Manager) 概要

更新日:2022/09/26

GTM (Google Tag Manager) 概要

このページでは、Google Tag Manager (GTM) の概要について解説します。

GTMとは、どんなものか

  • GTMのコンテナスニペットを、WebページのHTMLソースに書く
  • GTMの設定画面で、タグと、そのタグを配信する条件(URLやタイミングなど)を設定する
  • Webページを開いたとき、その設定したタグがHTMLソースに出力される

GTMを使うとどんな良いことがあるか

  1. たくさんのタグの設定と管理が楽になる
  1. 様々なタイミングでの計測や情報送信などを、簡単に設定実装できる。例えば次のようなタイミング:
    1. 何かをクリック
    2. ページ内に何かの要素(テキストや画像など)が表示された
    3. URLは変わらないが他の何かが変わった
    4. ページを読み始めたときではなく、ページ内の要素全部が読まれた後
    5. ページ側から、あらかじめ仕込んでおいたイベントを受信したとき
      1. dataLayer
  1. デバッグできる
  1. バージョン管理ができる
  1. ページの読み込みスピードへの影響を抑えることができる
    1. 速くなるわけではない
    2. 影響がないわけではない

アカウント構造について

構造は次のとおり

  • アカウント
    • コンテナ
コンテナの中で、タグやトリガーなどを設定する。
1つのアカウントの中に、複数のコンテナが作れる。
アカウント内に属するユーザーごとに、特定のコンテナへの権限を付与することが可能。

基本的な考え方は次のとおり

  • アカウント
    • 1組織、あるいは、1部署ごとに1つ
    • 外部業者の立場で言うと、クライアントとしての、1組織、1部署
    • 誰が関係者となるか、で考えて作るのがおすすめ
  • コンテナ
    • サイトごとに1つ
    • ドメインではなく、サイトのまとまりで考える
    • 異なるドメインでも同じ1つのサイトとしてみなしたり、ドメインをまたいで解析したりする場合は、1つの同じコンテナにするのがおすすめ
例1
  • アカウント:株式会社◯◯
    • コンテナ:コーポレートサイト
    • コンテナ:サービスサイト
例2
  • アカウント:ゲーム事業部
    • コンテナ:ゲームサイトA
    • コンテナ:ゲームサイトB
  • アカウント:通販事業部
    • コンテナ:パソコン通販サイト
    • コンテナ:電化製品通販サイト

ユーザー権限について

権限の種類

  • アカウントの権限
    • 管理
      • コンテナ作成、ユーザーの権限変更が可能
    • ユーザー
      • アカウントレベルでの設定はできない。基本情報の閲覧は可能
  • コンテナの権限
    • 公開
      • パージョンの公開、つまり、設定したタグやトリガーなどの内容を、公開できる
    • 承認
      • バージョンの作成はできる、公開はできない
    • 編集
      • ワークスペースの作成、タグやトリガーなどの作成編集変更はできる。バージョンの作成と公開はできない
    • 読み取り
      • 閲覧するだけ
    • アクセス権なし
      • このコンテナに対して、見ることも触ることもできない

基本的な考え方

  • ユーザーを追加したり削除したりしていい立場の者は
    • アカウントの管理権限を持つ
  • タグやトリガーを設定し、公開していい者は
    • コンテナの公開権限を持つ
  • 公開前に必ず特定の誰かの最終チェックを入れるフローを前提とするなら
    • 最終チェック者のみ公開権限を持つ
    • 最終チェック者以外の者は承認、もしくは編集権限

タグについて

GTMの中の設定項目としての「タグ」には、次の設定内容を含む:
  • タグの名前
  • 広告や解析のコード
  • タグを配信する際の優先度や順序などの、詳細設定
  • どのトリガーを適用したか
タグの種類
  • テンプレート
    • コード全行を書く必要はなく、必要な値だけを入力するだけで設定完了する
    • あらかじめ用意されていなければ使えない
    • Google が正式に用意しているものと、第三者が用意しているものがある。後者は、Google が動作保証をしない
    • 例:Google広告のコンバージョントラッキング
  • カスタムHTML
    • コードを自力で全行書く
    • 自由に書ける
タグの命名規則について
  • なんのタグで、なんのためにあるか、判別できるようにあらかじめルールを作っておくのがおすすめ
  • ルールは、どんなタグを作るか、どんな広告や解析などを実施するか、によって変わってくる
    • ルール
      • {広告やツールなどの名称}{アカウントID}{タグの種類名}{タグの配信条件}
    • 命名
      • Google広告_1234567890_コンバージョンタグ_お問合せ完了

トリガーについて

トリガーとは、設定したタグを配信するタイミングや条件などの設定のこと。概ね、次のようなものがある:
  • どのURLのページを開いたか
  • どのURLのページを開き終わったか
  • なんというURLのリンクをクリックしたか
  • なんというテキストが含まれるリンクをクリックしたか
  • なんというid属性もしくはclass属性を含むリンクをクリックしたか
  • どこまでスクロールしたか
  • ページ上でなんというテキストが表示されたか
  • ページ上でどの画像が表示されたか
  • フラグメントがどう変更したか
詳しくは
トリガーについて
トリガーの種類

変数について

例えばタグの中に event={Click URL} という記述があるとき、この{Click URL}には、実際にクリックされたURLの文字列が入る、といったことができ、このような、ここ(Click URL)にこれ(クリックされたURLの文字列)が入る、というのが、変数。

組み込み変数

使いそうな組み込み変数は、あらかじめチェックを入れて使えるようにしておくとよい。

バージョンと、公開について

GTMはたくさんのタグを設定しては配信、個別に停止、とできるが一つ一つをオンオフするのではなくて、たくさんのタグやトリガーなどの設定を一つのまとまりとして扱う。
そのまとまりが、バージョンで、そのバージョンをオンにするのが、公開。

ワークスペース

GTMはバージョン管理のために、誰かが設定を進めて一時中断している内容があるときに、他の誰かが何かを設定して、公開してしまうと、一時中断中の内容も公開されてしまう。
このようなとき、ワークスペースを作成して作業をすれば、自分の作業の内容だけを公開することができて、複数人での作業がしやすくなる。
 
GTM知識集
  • GTMの概要
  • GTMの基本を覚える実践マニュアル