似たような大量の広告を大量の広告グループで作成せずに済む方法

 

 

 

 

 

【4】アカウント構成において考えるべきこと のとおり進めればシンプルで運用しやすいアカウント構成になりやすいですが、どうしても広告グループの数が大量になってしまうことがあります。

もしそれが、キーワードごとに表示したい広告の文字列が一部違うだけだけの、似たような多数の広告を多数の広告グループに作成するということである場合、この場合は「広告カスタマイザ」と「キーワードの最終ページURL」を上手く使えば、大幅にシンプルな構成にできて運用効率を大きく上げることができます。

 

 

□文字列が一部違うだけの複数の広告を1つの広告にする

例えば下記のようなキーワードと広告の場合、

 

キーワード「渋谷 賃貸」

広告「渋谷区の賃貸情報たくさん」

 

キーワード「新宿 賃貸」

広告「新宿区の賃貸情報たくさん」

 

広告グループは「渋谷」と「新宿」とで2つ作ろう、と考えることができます。

 

ここに、

 

「○○区でお得な賃貸情報」

 

という広告を追加したいと考えた場合、

 

「渋谷区でお得な賃貸情報」

「新宿区でお得な賃貸情報」

 

という2つの広告を作成して2つの広告グループに追加することになります。

もし市区町村が100あれば100、1,000あれば1,000の広告を作成し1,000の広告グループにそれぞれ追加することになります。

 

この場合、広告カスタマイザを活用すれば、1つの広告グループで済み、新しく作成するこ広告も1つで済むようになります。

 

まずキーワードごとに、挿入する文字列を指定しておきます。

 

キーワード「渋谷 賃貸」の場合 → 挿入する文字列「渋谷区」

キーワード「新宿 賃貸」の場合 → 挿入する文字列「新宿区」

 

そうして指定した文字列を、下記のように{ }の箇所に挿入されるようにできます。

 

広告「{キーワードごとに指定した文字列}でお得な賃貸情報」



このようにすれば、たとえ地名の異なるキーワードが1,000あったとしても、下記のようにできます。

 

広告グループ:1つ

キーワード:1,000(地名の異なる1,000のキーワード)

広告:2つ

「{キーワードごとに指定した文字列}の賃貸情報たくさん」

「{キーワードごとに指定した文字列}でお得な賃貸情報」



2パターンの広告 × 1,000グループ = 2,000の広告 を作る必要はありません。

3つ目を作成しても、3×1,000 = 3,000 とならずに済みます。

 

 

□広告を増やさずに、キーワードごとにリンク先を変える

下記を1つの広告グループにまとめたとして、

 

キーワード「渋谷 賃貸」

キーワード「新宿 賃貸」

広告「{キーワードごとに指定した文字列}の賃貸情報たくさん」

 

渋谷と新宿とで広告のリンク先を変えたい場合、広告ではなくキーワードそのものに最終ページURLを設定します。

 

例えばこのように設定します。

 

キーワード「渋谷 賃貸」 → 最終ページURL「example.com/shibuya/」

キーワード「新宿 賃貸」→ 最終ページURL「example.com/shinjuku/」

広告「{キーワードごとに指定した文字列}の賃貸情報たくさん」 → 最終ページURL「example.com」

 

広告が表示されるとき、ヒットしたキーワードが「渋谷 賃貸」であれば広告のリンク先はexample.com/shibuya/ に、「新宿 賃貸」であればexample.com/shinjuku/ になります。

広告の最終ページURLであるexample.comは、最終ページURLを指定していないキーワードにヒットしたときに使われます。

広告のリンク先として優先されるのは、広告の最終ページURLではなくキーワードの最終ページURLです。

 

 

□構成をシンプルにすることで、広告の改善に時間を割く

広告カスタマイザとキーワードの最終ページURLを活用して、広告グループの構成をシンプルにすることができます。

 

こうすることの最大のメリットは、作業に取られる時間を大きく減らしつつ、広告の状況把握がしやすくなり、なおかつ、新しい広告の案をどんどん投入しやすくなることです。

 

一部の文字列が違うだけの広告がたくさんの広告グループに存在している場合、結果を把握するためには全広告グループ間の各広告を集計しなければいけないので手間がかかります。1つの広告グループにまとめられれば、1つの広告グループの広告レポートを閲覧するだけで済みます。

 

もちろん、地名ごとに成果の良い広告テキストが異なることはありますが、同じ広告グループ内であろうとも、どの検索語句でどの広告を表示するべきか、システムが判別、最適化するので、あまり心配することではありません。

もし検索語句ごとにどの広告の成果が良かったか、細かに把握したい場合でも、その方法はあります。

 

 

□広告カスタマイザとキーワードの最終ページURLを活用して広告グループ構成をシンプルにする

1.最終ページURLつきのキーワードを用意して、広告グループに登録する

 

※キーワードごとにリンク先を変える必要がない場合は、キーワードごとに最終ページURLを指定する必要はありません

 

広告管理画面上で操作をするには、こちらの手順で設定します。

https://support.google.com/google-ads/answer/6371202

 

大量のキーワードがある場合は、例えばこのようにファイルを作成し、

https://docs.google.com/spreadsheets/d/10Zw-4vAoE0R1Ao1deOSIpUd_DQk3tUbjoJ7ih8veFxs/

 

Google 広告エディターで登録するか、一括アップロード機能を使うのが便利です。

 

Google 広告エディター

https://support.google.com/google-ads/editor/answer/2484521

 

一括アップロード

https://support.google.com/google-ads/answer/2477116






2.広告カスタマイザデータを用意する

例えばこのようにフィードのファイルを作成し、

https://docs.google.com/spreadsheets/d/15-WUCpIGHAw9EsbBrA8mllq-aMlgEhpLr5zHXuGuyBw/

広告管理画面の、

ツールと設定>設定>ビジネスデータ>データフィード

にて、青い+ボタンをクリック、「広告カスタマイザ データ」を選択して、アップロードします。

 

このページで述べた例のような場合は、ここで紹介しているスプレッドシートの内容程度にシンプルで十分ですが、設定したい内容によっては他にも記入するべき情報があるかも知れません。

こちらをよくお読みください。

https://support.google.com/google-ads/answer/6093368

 

3.広告カスタマイザのデータを使う広告を作成する

覚えるには実際に広告管理画面で広告を作成しようとするのがおすすめです。

広告の見出し、説明文にテキストを入力するとき、 { を入れてみると選択肢が出てくるので、まず「広告カスタマイザ」を選択し、データ名(アップロードしたときにつけたリストの名前)、属性名(アップロードしたリストの中身の1行目)を選択すれば、作成できます。

プレビューもしながら作成できるので、失敗する可能性も低くておすすめです。

 

構文としてはこうなります。

 

{=データセット名.属性名}

 

前述のスプレッドシートの例で書くと、

 

{=PlaceList.PlaceName}

 

となります。

 

また、アップロードしたフィードの中にないキーワードにヒットしたとき何の文字が挿入されるか、「デフォルトテキスト」で指定しておけます。

 

{=データセット名.属性名:デフォルトテキスト}

 

例えば、

 

{=PlaceList.PlaceName:東京23区}

 

としておくと、

 

キーワード「渋谷 賃貸」

 

にヒットした場合は下記が表示され、

 

広告「渋谷区の賃貸情報たくさん」

 

フィードにないキーワードでヒットしたときは下記が表示されます。

 

広告「東京23区の賃貸情報たくさん」




また、広告グループ内に下記どちらかの広告が1つもないと広告が表示されなくなりますのでご注意ください

 

  • 広告カスタマイザを使わない広告
  • デフォルトテキストのある、広告カスタマイザを使う広告

 

https://support.google.com/google-ads/answer/6093368

 

 

□もちろん、全く違う訴求をする場合は別の広告グループで

もしも、例えば下記のように地名キーワードごとに全く異なる訴求をしたく、それが広告カスタマイザで対応するのが難しい場合、無理やり同じ広告グループにするべきではありません。

 

広告「新宿の高級賃貸マンション」

広告「渋谷駅近くの格安賃貸特集」

 

優先するべきは広告グループのシンプル化ではなく、どの検索語句でどの広告を配信するべきか、です。

 

 

□些細な違いまで広告カスタマイザでがんばるべきではない

【3】作るべき広告  で、検索語句と同じ文字列を広告テキストに盛り込むことに躍起になるべきではないと申し上げました。

地名は大きな違いですが、意味合いが一緒だけど文字が違うという程度些細な違いでも躍起になるべきではありません。

 

例えば、価格、費用、料金、値段、代金という言葉は、文字列は違いますが意味は一緒もしくはほぼ一緒であって、これらを広告カスタマイザで対応して検索語句と広告との文字列レベルでの一致度を高めても、たいしたインパクトはありません。

 

基本は 【3】作るべき広告  で申したとおり、どんな検索に対して何と訴求するべきかであって、そのために広告カスタマイザを利用するべきであれば利用する、くらいに考えましょう。

 

 

 


Google 広告 やるべきことTips集

基本編

【1】準備しておくべきこと

【2】基本的に設定しておくべきこと

【3】作るべき広告

【4】アカウント構成において考えるべきこと

【5】予算管理、入札管理のためにするべきこと

応用編

似たような大量の広告を大量の広告グループで作成せずに済む方法

広告ごとにどんな条件で配信されたか確認して分析する